仏花(ぶっか)とは、仏壇や墓参りの際に供える花です。
基本は、お墓は両脇に花置きが二つあるので2対で購入します。
葬儀や法事・御使い物のお花とは異なります。
葬儀や法事・供えのお遣い物
(供花と弔花については以前に記載しましたので、
参考にして下さい。http://kacotsu.ne.jp/kakotsuinfo/?p=172)
との共通点は、アザミやバラのように、刺のあるものと香りが強いものは不向きと言われますが、
前回でも記載したとおり、故人がバラをお好きな方でしたら
供えるのも故人を偲ぶ形となりますので、最近では見受けられます。
仏花の茎はそれほど長くなく、数は 3・5・7本と奇数を一対とし、
形は、菱形に整えて供するのが最も一般的である。
使用される品種としては、輪菊・小菊・洋菊・カーネーションが多く、
季節によっては、
春は、アイリス・金仙花などが多いです。
夏は、りんどう・グラジオラス・ケイトウ等が良く使用されます。
また、お盆には特にミソハギ・ホオズキが使用されます。
赤と紫と白とピンクと黄の5色をメインにした色味が多く、
落ち着いた感じの3色の場合は白と紫と黄が一般的です。
色々と仏花について記載しましたが、
お墓に供える物なので、色々な仕来りや風習があると思いますが、
最近では、故人が好きだった花や供え物が多くなっていると思います。
私もその考えに賛同しますが、気をつけなければいけないのが、
遺族の方がお墓参りをされた時に不快な気分になる事だけは避けた方が良いと思います。
折角、皆で故人を偲ぶ為に集まってきているのに
お墓の周りで啀み合っていては故人も偲ばれないと思います。
自分1人だけではなく、
皆もお墓参りに来る事を考えながら仏花を選ぶ事をお薦めします。